アイデア385号:デザインとローカリティ Graphics Interchangeにみる関西・東北の実践

IDEA No.385: Focusing on Locality in Design: Practices of the Japanese Regional Designers in Kansai and Tohoku

企画・構成
原田祐馬(UMA/design farm)×アイデア編集部
デザイン
UMA/design farm,仲村健太郎,中家寿之
編集協力
多田智美(MUESUM)
発行
誠文堂新光社

2018年12月に山形市で開催された展覧会「Graphics Interchange」を軸に,グラフィックデザインにおける「ローカリティ」というキーワードについて考察を行った特集であり,前半部分で関西の若手デザイナー(赤井佑輔,芝野健太,綱島卓也,仲村健太郎,廣田碧,三重野龍)の展示の誌面化を,後半部分ではUMA/design farmとakaoniの仕事を紹介。各者が「ローカリティ」をどう翻訳するか,誌面を通じて省察を試みた。
私のパートでは,6ページに渡ってこれまで手がけた4つの仕事を紹介,自身でデザインも行った。
入稿データや印刷の面付,印刷の様子など,印刷物を作るプロセスも掲載し,美術作家が作品制作において大切にされていることや展覧会のコンセプトなどを印刷物へと翻訳する行為とそのアウトプットを,デザインと印刷の往復を通して行っていることを示した。
加えて,3名の美術作家(厚地知子,今村遼佑,山下耕平)にコメントを寄せていただいた。

© Kenta Shibano